事業内容

農業基盤整備

2016年04月20日更新

国営天竜川下流農業水利事業

 天竜川下流部は静岡県西部の穀倉地帯として古くから多くの用水事業が行われてきており、最も古くは天正年間といわれています。しかし上流部に多くのダムができたことにより天竜川下流部では河床低下が激しく、安定した取水ができなくなるという問題が発生しました。そこで農業・発電・上水・工水共用の船明ダムを設置し、用水の確保を安定させる計画となりました。
 昭和42年度より事業着手し、末端のポンプ場まで含めて総事業費288億円で昭和60年3月に完了しました。
この事業で作られた施設は現在も利用されており、用水は浜松市、磐田市、森町、袋井市へ供給されています。しかし完成から約30年経過して老朽化が激しく、施設の更新が迫ってきています。

 このような状況のなか、「天竜川下流二期地区」として、平成28年度より国営土地改良事業地区調査が始まります。国営土地改良事業地区調査とは、国営土地改良事業等の実施が見込まれる地区において、技術的、経済的な妥当性を検証して事業計画(案)を策定するための調査を行うことです。

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